チャプター4

若者よ、健康であれ。

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山下 浩二

 健康であったら、人はおのずと働きたくなります。人間は働いて、人に尽くそうという動物の心理が働きます。でも、病気だったらその意欲も半減されてしまうんです。健康であるということは意欲も出るし、人に良くしてあげようという想いを起こします。どんな下働きでも、便所掃除でもなんであろうがしておくことですね。そしたらどんなことも苦にならないようになりますから。体を動かすことが苦にならない人は、ものすごく動作が速くなります。訓練によって仕事が速くなります。訓練していない人は仕事が遅い。今の若い人を見ていたら、「何でこんなことをやっているのか」って叩きたくなります。私の場合は、小さいころから挑戦の連続でした。5歳くらいから一人で生きていこうというのは並ではなかったです。また、「どうやって大人から可愛がられる人間になるか」を考えていたから賢くなりました。都合よく生きなければならなかったんです。可愛がってもらって、恵んでもらわなければならなかったんです。小さい頃お寺で学んだように、そうして恵んでもらったら、今後は自分が恵む立場にならなければなりません。そうしないと自分の一生を終えられません。だから、仕事も自分ではなく、人に合わせてあげることです。自分がこうしたいとか、ああしたいとか、そういう仕事はないんです。世の中があって自分があるのですから、「何でもやります」という風にならなければなりません。そうしたことが「独立自尊」に繋がります。自分に信用をつけて、生きる力を持つことが自分を尊敬するということに繋がります。自分を尊敬するというのは、高飛車になるということではなくて、人から信用される人間になるように日々磨くということです。信用というのは一足飛びにはいかないので、こつこつやって、自分の心を耕すということではないかと思います。若い人も、もうちょっと意欲を出して、貪欲になってください。みなさん若いから、知識も体力もあるのですから。1日1日を大切に生きて欲しいと思っています。

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[編集 2009年11月 斎木隆史]

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